協会活動のご報告【8月長崎出張】

 この度、台風9号の影響により被害に遭われた皆様に謹んでお見舞い申し上げます。

 9月2日から3日にかけて台風9号が長崎五島列島を直撃しました。学校や市役所などの公共施設が閉鎖になっている地域も多いと聞いています。先行して対馬入りをしていた協会メンバー含む出張チームも、宿泊先が停電になり、避難勧告の場に遭遇しました。新型コロナウイルスの収束が見えない中、避難されている皆様におかれましてはどうか一日も早い復興と皆様の日常が一日でも早く取り戻せますように、心からお祈り申し上げます。


 加えて、今まさに台風10号が迫っている状況下で、来週伺う予定であった、壱岐対馬への出張も中止となりました。

 農業、水産業、食品加工業、その他様々な職業の生産者様と交流をさせていただいてきました分、全ての方々がどれほどに生産物に愛情と手間暇を注いでおられ、今台風の対応に追われている事かと、皆様お一人お一人のお顔が脳裏に浮かびます。

 協会としましては、出来る限りのバックアップと自分たちに出来ることを継続して行い、離島振興、地方創生のお役にたてるよう、尽力して参ります。引き続き宜しくお願い申し上げます。


それでは8月の長崎県出張の様子を、ご報告致します。


□第5回長崎訪問:2020年8月4日火曜日~7日金曜日:長崎→壱岐→対馬

□第6回長崎訪問:2020年8月25日火曜日~28日金曜日:長崎→五島福江島→新上五島


 8月も全二回、9日間の訪島を実施致しました。台風8号による悪天候によって、飛行機が飛ばないトラブルや、予定が大きく変更されるなどの事象が発生しましたが、振興局、物産協会、様々な関係者の方々のご尽力によってなんとか敢行することのできた一ヶ月となりました。

 お盆休み明け2週間後の訪島では、今後の多岐に及ぶプロジェクト実現に向け大切な時期でもありましたが、感染症予防の観点から最小人数に絞っての訪問となりました。



より慎重に島行きを決断した上で、人員配置を検討致しました。大きくは当協会の正会員である(株)日本食料新聞社様、久世福商店((株)サンクゼール)様、海外催事関係者と私たち協会のアドバイザーを含めたメンバーでチーム編成をし、各々のプロジェクトを進行致しました。


 現在進行中のEコマースのプロジェクトでは、コロナ禍の中、従来の取引が叶わず、困っている生産者様が多く、「ECサイトでの販売は正にタイムリーで非常にありがたい提案であった」との声もいただき、めきめきと参加者数が伸びております。


また、新規で関わらせていただく生産者様の数も増えており、嬉しい気持ちの一方でますます島の生産者様の販路確保と、その環境を整えて行くことへの責任を感じました。

 バリューチェーンの構築と取りまとめは、五島市物産振興協会様と協議を重ねた上でタッグを組んでいくことが決まり、今後二人三脚で進めていくことで合意しました。

島の生産者様がより安心して島外へも販路開拓ができる、その環境を整える為の協力関係が構築できた事の意義はとても大きいと感じております。

 今回の訪島直前に新上五島でコロナ患者が一名発生との中での訪問でした。

一方で島の事業者様からの協会への期待は相変わらず高く、訪問を心待ちにしてくださっていた島民も多くいらっしゃいました。このような状況下だからこそ、協会の果たすべき役割は大きいと痛感し、皆さまのお気持ちに寄り添いながらも、喫緊の課題である多様な販路の確保、拡大と一次産業生産基盤整備の構築を推し進めて行こうと、協会一同気持ちを一つに邁進してまいることを改めて決意する8月の出張となりました。

一般社団法人 離島振興地方創生協会

日本列島を本州から離島までをくまなく見渡して、 みんなの力で、安全安心で、おいしくて、 新しくて、健康的な「食」を生み出す環境を創っていく。 「離島振興」と「地方創生」をめざし、日本を豊かな「食列島」にする。 私たちは、JAPAN FOOD ISLANDSです。

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